インフルエンザが猛威を奮う前に、子供に予防接種をしようと
考えていらっしゃる親御さんも多いと思います。
インフルエンザが流行するのは冬ですが、いったいいつ接種を
受けるといいかわからない・・・。気がついたら流行していた。
インフルエンザ予防接種の効果がどれくらい続くのかわからな
い。かかってからでは遅いのはわかっているけど・・・
予防接種のおすすめの時期と注意点に関してお伝えします。
子供のインフルエンザ予防接種の適切な時期とは?
子供のインフルエンザ予防接種の適切な時期を考えるのに
必要な情報は、
①接種の必要回数を知ること
②ワクチンの持続効果を知ること
③インフルエンザの流行時期を知ること
この3点を抑えることが必要です。
子供のインフルエンザ予防接種の接種回数
子供のインフルエンザ予防接種は、接種を受ける回数が
大人とは異なります。
生後6ヶ月~13歳未満は2回接種となります。
13歳以上は1回接種です。(希望や接種者の体況により
2回接種もできます。原則1回が推奨されています)※厚生労働省HP
1回目の接種が12歳で2回目のタイミングで13歳になった
子供に関しては、12歳と同様に考えて良いようです。
子供の2回接種の場合、1回目と2回目の間隔は、
2週間~4週間が推奨されています。3週間間隔くらいで
予約をいれると良いかもしれません。(子供が体調を崩す
と接種できなくなるので考慮にいれておいた方が良いです)
インフルエンザワクチン免疫の持続効果
インフルエンザ予防接種後、1~2週間から抗体が上昇し、
2回目接種後1ヶ月で抗体は最大限になり、3~4ヶ月で低下
し始めます。接種後、約3~5ヶ月ほどは抗体を持っている
状態が続きます。(個人差はあるようです)
また、毎年受けることで、基礎免疫が上がっていきます。
インフルエンザの流行時期
インフルエンザは9月頃から5月頃まで発症患者がいます。
極端に発症患者数が増加するのが、1月~2月となります。
12月くらいから発症患者数が増えますので12月の1ヶ月前
ほどからの予防接種が効果的と言われています。
子供がインフルエンザ予防接種を受けるときの注意点は?
インフルエンザワクチンは微量の鶏卵由来成分が含まれてい
ます。卵アレルギーを持っている子供には注意が必要です。
かかりつけの病院の医師に確認・相談することをお勧めします。
また、子供が風邪やその他、体に通常ではない症状が出ている
場合は、接種はお勧めできません。病院の医師にこちらも
相談してください。
まとめ
子供のインフルエンザ予防接種を受ける回数は2回。
12月からの流行に備え、11月初旬に1回目、2回目はそこから
3週間ほど間隔を開け、11月下旬・12月初旬に接種を受ける
ことで12月~2月の流行期間に備えることができます。
子供の予防接種のタイミングは風邪を引いてしまうことなど
を考慮し少し早め早めの予約をいれることがお勧め。
予防接種は、保育園や幼稚園、小学校など、多くの子供が
集まる場所に行くことがある子供の場合、特に必要と
いえます。
子供がインフルエンザにかかっても重症化しないように
対策をしてあげましょう。
※参考:厚生労働省HP
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