子育てをしているなかで、わたくしが子供に伝えていることを3つ挙げます。
1:目標を持ち、それを達成するために日々の行動を実践すること
社会人になれば達成目標があり、
それを成し遂げた具合で報酬に反映していくことが多いでしょう。
私の家では、毎年一年をどうしたいのかを紙に書き、日々目に入る場所に貼っています。
子供たちに何をしたいか?どうなりたいか?何が欲しいのか?遊びも含めて考えさせています。
どうやって達成するかは、親がサポートしていくのですが、
目標を掲げ、達成するために日々何をするのかを意識させています。
昨年は4項目中、3項目で達成しました。
2:テストで100点かどうかではなく、勉強のやり方を身につけさせること
先日、小学校の授業参観に行った際、廊下に生徒たちの今年頑張ることが貼ってありました。
かなり多く書いてあったのが、「テストで100点を取る」という言葉。
私は違和感を覚えました。決して悪いことだとは思いませんが、100点を取ることよりも
間違えたことを理解して、次に間違えないようにすることのほうが大切だと考えています。
親としては、「100点だったすごいね~」と褒めて終わることも多いでしょうが、
例えば100点じゃなかった時、なんと伝えているんでしょう?
ちなみに我が家では、「この間違えたところは、何を間違えたかわかる?」
そこで子供が「これこれだよ」と言ってくれば、間違えた原因がわかっているので褒めてあげます。
でも、間違えたところがわからないといったことだったら、
教科書などを見て、「こうやって解くんだよ」とか「こうやって覚えるんだよ」など
ヒントをあげます。
親はこどもが100点を取ってくればうれしいものです。
でも、小学生の100点は大して役に立ちません。私自身、小学生ではほとんど100点でしたが、
中学生以降、どうやって勉強すればいいのか、まったくわからなくなり、
勉強への情熱は見つけられなくなりました。
子供が自分の力で勉強にやり方を見つけることができるように、きっかけを作りたいものです。
魚を食べさせることではなく、魚の捕まえ方を教え身につけさせるのです。
3:お金についての感覚を身につけさせること
最後にお金について、伝えています。
小学生のうちは、だれだれがいくら持っているとか、どこどこはお小遣いがいくらだとか。
そんな話題がでるものです。実際うちの子供からも聞きました。
お金については奥が深いので、書くのは難しいですが、いくつか挙げてみます。
①どんなことにどれくらいのお金がかかるのか?
⓶お金を稼ぐにはどれくらい時間と労力がかかるのか?
③子供の間で、お金の話をするとどんなリスクがあるのか?
大きく分ければそんな感じでしょうか。
我が家では、こんなことを意識して教えています。
まず、どんなことにお金がどれくらいかかるのか?
ということについてですが、外食でいくら・洋服でいくら・ゲームでいくら・遊びでいくら・
習い事でいくら・・・
こんなことは、サラッと伝えています。
子供の記憶力は良いので、これはいくらくらいなんだと感覚がついてきているのがわかります。
また、習い事にいくらかかっているから、簡単に辞める!と言わなくなりました。
また、なんでも欲しいという前に、金額も確認するようになってきました。
私自身が子供時代になんのお金の感覚もなく、高いお金をかけてもらい育ってきました。
親に対してまったく感謝もなく育ち、その後、非常に苦労した経験があります。
ですので、子供達にはそんな苦労をしてほしくないと思っています。
今後中学生、高校生になったら、投資や貯蓄の知識も伝えていけたらいいなと考えています。
お金を稼ぐということに関して、伝えていることは、
今はまだ労働ということを伝えています。
我が家のお小遣い制度は、現在は基本小遣い金額にプラスして、感謝されるお手伝いごとに
専用貯金箱にメモ用紙(感謝用紙)を入れた分の金額になっています。
親がありがとう!と思えた行動に対し、感謝の気持ちと金額を記入して専用貯金箱に入れ、
お小遣いの日に開封し、金額を足して合計金額を渡します。
メモ用紙には感謝のことばがありますので、こどもたちは紙を保管しています。
同じことをしても、感謝するような状況でないと用紙は書きません。
他人が感謝する行動をすることで、お金がもらえるという感覚を身につけてほしいのです。
意外に楽しんでやってくれていて、私もうれしいです。
最後に、お友達同士でのお金の話題についてです。
これは、小学校低学年ではあまり問題にはなりませんが、
高学年以降、トラブルの原因になることも考えられるので、しっかり伝えています。
お小遣いの金額や、貯まっているお金を言わないこと。
お金の貸し借りをしないこと。
小さい子だと、お年玉いくら貰ったとか、貯金いくらあるとか話題になります。
聞き流しなさいと伝えています。
これをいうことで、イジメや盗難になることもあるよ、と伝えています。
まとめ
と、このように書いてみました。
実際に我が家で意識して伝えていること3つを挙げてみました。
実際、子育ては奥が深く、正解はわかりません。
親と子の信頼関係がなければ、まったく伝わりませんし、
子供の性格によっても、捉え方が違います。
我が家ではよく夫婦で、こんな人になってほしいよね。とか、
こんな大人になったら困るよね。といった話をよくしています。
夫婦の感じ方が近いのかもしれませんが、お互い同じ方向を向いています。
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