前回、
母の退院問題。リハビリ病院の「60日ルール」に直面しています
この記事をあげました。
そして今回、
3月16日に「自宅帰宅確認」を行いました。
結論から言うと――
“帰れるかどうか”は、想像以上に厳しい現実でした。
この記事では、その実体験をそのままお伝えします。
■ 自宅に帰るまでにすでに試練がある
3月16日 14:45
私は母と病院スタッフ3名を迎えに行きました。
母は見た目だけなら、入院時よりかなり元気に見えました。
入院時の話はここで書いてます。
→親が80歳を超えました。介護が急に必要になりました。
しかし――
自宅に着いてすぐ、その印象は変わります。
まず最初の壁は「車の乗り降り」
ステップが高く、1人では降りられない。
理学療法士さんと2人でようやく降ろしました。
■ 家に入るまでがすでにハードル
次に待っていたのは、約30段の石階段。
手すりはあります。
ですが、それでも1人では登れません。
介助付きで、なんとか登り切る。
ここで一度休憩。
■ 玄関までの“たった20m”が遠い
その後、オートロックを通過し、玄関へ。
距離はたった20m。
ですが――
ここでも問題は続きます。
玄関にあがるところにあるステップ。
・段差がある
・スペースが狭い
・方向転換ができない
「普通の家」が、完全に障害物になります。
■ 家の中も“安全ではない”
玄関に入っても、楽にはなりません。
・靴が脱げない
・段差が越えられない
・支えがないと動けない
そして最大の難関は階段。
2階のリビングまで約15段。
母は手すりにしがみつくように登ります。
「帰りたい」という気持ちだけで。
■ 生活動線が成立しない
2階には生活に必要なすべてがあります。
・ベッド
・トイレ
・洗面
・風呂
・台所
しかし――
トイレが使えない
シルバーカーではそのまま入れない
→後ろ向きに下がる必要がある
→実質不可能
これはかなり大きな問題でした。
■ 本人の意思 vs 現実
ベッドではさらに問題が出ます。
本人はクッションを大量に置きたがる。
しかしそれでは姿勢が崩れる。
理学療法士さんから指摘されても
「これじゃないと寝れない」と譲らない。
ここで見えたのは、
👉 「本人の希望」と「身体の現実」は一致しない
という事実です。
■ 結論:このままでは帰宅は難しい
主治医の判断は明確でした。
「このままでは難しい」
ですが、母は
「頑張ります」
この一点張り。
最終的に決まったのは、
・家のレイアウト変更
・動線の確保
・父のサポート体制
これを3月30日までに整えること。
■ 家族側の現実
正直に言います。
これはかなりの負担です。
私は現在、外での仕事を止め
在宅で父の介護も行っています。
そこに加えて、
・家の大規模なレイアウト変更
・時間の拘束
・収入の不安
現実的にはかなり厳しい状況です。
■ 今後の選択肢
今回の帰宅確認で、はっきりしました。
この家は――
「高齢者が暮らす前提で作られていない」
ということです。
そのため今後は
👉 住宅の売却
👉 バリアフリー住宅への引っ越し
ここも現実的に考えていく必要があります。
■ まとめ:帰宅は“気持ち”だけではできない
今回の体験で強く感じたのは、
👉 帰宅できるかどうかは「気持ち」ではなく「環境」で決まる
ということです。
・段差
・動線
・スペース
・家族の負担
これらすべてが揃って初めて
「自宅で生活できる」と言えます。
■ 最後に
もし今、
「親を自宅に戻そうか悩んでいる」
そういう方がいたら、
👉 一度、実際に帰宅シミュレーションをすること
これを強くおすすめします。
想像と現実は、まったく違います。

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