12月24日の大手術から2か月半。
母の体調は、かなり良くなってきています。
とはいえ、まもなく80歳の人間です。
体力はまだまだ戻っていません。
病院も再再再転院し、現在はリハビリ病院にいます。
※これまでの転院の経緯については、こちらの記事でも書いています。
→【母の手術から転院までの経緯】
もう手術の必要は無いので、これ以上の転院はありません。
しかしここで、ある問題に直面しています。
「60日で退院しなければならない」という話です。
今回は、母の退院を迫られている現状について、軽くお伝えしていきます。
この経験を共有することで、同じような状況の方の参考になればと思います。
病院からの突然の呼び出し
転院して1ヶ月が経ったころ、先生から呼び出しがありました。
病院の先生はお忙しいので、面談の日程に選択肢がないことがあります。
今回は
3月2日 15時
という日時指定でした。
なんとか都合を合わせて、面談に行きました。
面談には母も同席し、
・先生
・看護師
・ソーシャルワーカー
がいらっしゃいました。
どうやら、ソーシャルワーカーが退院までの調整を担当するようです。
現在の母の身体状況
先生から母の現在の状態について説明がありました。
現状は以下の通りです。
・ベッドから起きるときは、何かにつかまらないと起き上がれない
・立てば1歩は歩ける(手押しタイプのシルバーカーがあれば歩ける)
・トイレは自分でできる
・ただし手すりがないと立ち上がれない
・洋服は、靴下が履けない
・ズボンを履くのもまだ難しい
日常生活としては、まだ完全に自立しているとは言えない状態です。
「60日で退院」と言われた理由
この説明のあと、先生からこう伝えられました。
「この病院にいられるのは4月中旬までです。」
つまり、そこまでに退院しなければならないということです。
どうやら、この病院には
「60日程度で退院を目安とするルール」
があるようでした。
ただ、以前調べたときには
「回復期リハビリ病院は180日まで入院できる」
という情報を見ていました。
何が違うのか疑問に思いましたが、調べてみると、
回復期リハビリ病院には制度上は最大150日〜180日程度の入院期間があります。
ただし、これは「最大期間」であり、
・病状の回復状況
・リハビリの進み具合
・病院の運用方針
などによって、実際にはもっと早く退院を求められるケースもあるようです。
つまり、
制度上は180日でも、現実は60日程度で退院を検討されることもある。
ということのようです。
今回、私はまさにその現実に直面した形でした。
自宅の状況を細かく調べることに
そして、病院から1枚の用紙を渡されました。
そこには、自宅の状況を記入する項目が並んでいました。
例えば
・階段の高さ
・階段の幅
・段数
・トイレの便座の高さ
・手すりの位置
・廊下の幅
など、家のほぼすべての場所のサイズを測る必要があります。
さらに、
3月16日に自宅確認を行う
ことになりました。
参加者は
・病院の先生
・看護師
・ソーシャルワーカー
・ケアマネ
・母
この5人です。
一度自宅に戻り、実際に生活できるかどうかを確認する
**「帰宅体験」**という形になります。
退院の移動方法
病院から自宅までの移動についても説明がありました。
「介護タクシーを使いますか?」
と聞かれました。
ただ、その費用は患者の自己負担とのこと。
そこで私は
自分が迎えに行く
という判断をしました。
私の正直な気持ち
ただ、正直に言えば、
まだ退院は無理ではないか
と感じています。
病気そのものは回復していますが、
体力が戻っているとは言えません。
そのため、
・リハビリを続けられる
・生活支援もある
老健(介護老人保健施設)
という選択肢もあると思っています。
しかし母は、
「家に帰る」
この一点張りでした。
病院・本人・家族の考えがぶつかる
私は先生に、正直な不安を伝えました。
「私に負担がすべて来るのは困ります」
先生は退院を進めたい。
母は家に帰りたい。
私は、まだ在宅は厳しいと感じている。
この三者の考えは、簡単にはまとまりませんでした。
話し合いは難航しましたが、
ひとまず
帰宅体験をして判断する
ということで、その日の面談は終わりました。
帰宅体験で確認すること
帰宅体験では、
・トイレの手すり
・お風呂の手すり
・段差の対応
・介護ベッドの導入
など、必要な設備を検討するそうです。
もちろん、介護保険を使って対応できる部分もあります。
介護ベッドなどはレンタルも可能とのことでした。
私が一番心配していること
私が一番心配しているのは、ここです。
食事と生活です。
実際、父と私たち家族の食事をどうするかという問題は、現在かなり悩んでいるところです。
→【認知症の父との生活と食事問題】
・父と母の食事は誰が作るのか
・買い物は誰が行くのか
この負担のほとんどが私に来るのであれば、
正直かなり厳しいと感じています。
母は食べ物にもこだわりが強い人です。
その生活がすべて私に乗ってくると、
精神的にかなりきつくなるのではないか
という不安があります。
まとめ
ひとまず、3月16日に向けた資料作成は終わりました。
実際に自宅で生活できるのか。
それとも別の施設を考えるべきなのか。
帰宅体験の結果で、
今後の方向性が見えてくるのだと思います。
3月16日。
どのような判断になるのか、
正直なところ、私自身も非常に気になっています。
同じような状況の方へ
今回のことで私が感じたのは、
「退院=回復」ではないということでした。
病院としては、一定の期間が過ぎれば退院を考えます。
しかし、家族の立場からすると
「本当に家で生活できるのか?」
という現実的な問題が出てきます。
特に高齢の親の場合、
・食事
・買い物
・トイレ
・入浴
こういった日常生活の部分が、思っている以上に大きな負担になります。
病院・本人・家族の考えが一致することは、なかなかありません。
だからこそ、退院の話が出たときには
「本当に在宅で生活できるのか」
「家族の負担はどこまでになるのか」
この2つは、遠慮せずに病院側へ伝えることが大切だと感じました。
私自身も、まだ答えが出ているわけではありません。
これから帰宅体験を行い、その結果を見て判断することになります。
同じような状況の方がいたら、
無理をして「家に帰す」ことだけを考えるのではなく、
家族全体の生活が続けられるかどうか
という視点も大切にしていただけたらと思います。

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