前回の記事では、
母の入院と父の認知機能低下、そして発覚した多額の負債について書きました。
前回記事はこちら
→ https://blognowa.com/889.html
今回はその続きとして、
**母親の病状と入院費用、そして「気づけなかった保険の問題」**について記録します。
突然の入院、そして意識の回復
突然の入院から治療が進み、
寝たきりではあるものの、母の意識は戻りました。
発症から約3日後には、
会話ができる状態にまで回復。
ただし、
鎮痛剤なしでは腰の痛みが強く、何もできない状態でした。
鎮痛剤を使っても、
常に痛みが残っている様子でした。
もともとの足の状態と、歩行への不安
母はもともと足が弱く、
60代の頃に膝を悪くして左膝に人工関節を入れています。
体型もやや太めだったため、
膝への負担は相当大きかったのだと思います。
右膝は人工関節ではありませんでしたが、
決して良い状態ではありませんでした。
入院前は、
カートを押しながら、ゆっくり歩くという状態。
今回のように長期間寝たままで過ごすことで、
足の筋肉が一気に落ち、
すぐに歩けるようにはならないだろうと感じていました。
コロナが引き起こした「腰椎の感染」
検査を続ける中で、
衝撃的な事実が判明します。
腰椎の一部に、
新型コロナの菌が入り、骨を溶かしているという診断でした。
その影響で、
強い腰の痛みが出ていたのです。
薬剤投与で菌を殺す治療を続けていましたが、
医師からは
「完全に全滅させるのは難しい」
という説明でした。
毎月届く入院費の請求書
このような状態の中、
1か月ごとに病院から入院費の請求が届きます。
・手術:3回
・入院日数:28日
これは、2025年9月分の請求です。
これとは別に、
・日用品のレンタル料
・食費
(※差額ベット代は、救命救急室の為、無料とのこと。また部屋変更後も6人部屋の為、無料)
もかかります。
高額療養費制度が使えない費用
手術・治療・薬剤投与は、
高額療養費制度の対象になります。
しかし、
・差額ベッド代
・日用品レンタル
・食費
これらは対象外です。
結果、
請求額は約15万円。
積み重なると、
決して軽い金額ではありません。
母が加入していた医療保険の内容
入院時に、母の生命保険を確認しました。
加入していたのは、
全国共済の医療保険1本のみ。
(ちなみに、保険料の支払いも2か月止まっていたため、急いで支払いました)
内容は以下の通りです。
・入院日額:5,000円
・熟年4型 医療1型特約
・保険料:月5,000円
この保険、
病気による入院は44日までしか給付されません。
正直、
これで今回の入院をカバーできるとは思えませんでした。
FP資格を持つ私でも、見落としていたこと
私はファイナンシャルプランナー2級の資格を保有しています。
資格を取ったきっかけは、
過去に生命保険の営業をしていたことでした。
当時、外資系保険会社の商品を扱っており、
母にも医療保険に加入してもらいました。
その保険は、
入院日額・日数無制限の商品。
ただし最近は、
「病院は長期入院させない傾向がある」
というデータがあり、
私自身もその説明をしていました。
転院の打診と、制度の現実
話を病院に戻します。
11月初旬、
病院から告げられたのは
関連病院への転院でした。
理由を聞くと、
治療の必要がない長期入院は
法律上、認められていないとのこと。
(参考:厚生労働省HP)
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00ta8842&dataType=1&pageNo=1
保険は「リセット」されなかった
すでに入院日額の給付日数を超えていたため、
転院すれば「1日目からカウントされるのでは?」
という、かすかな期待もありました。
しかし現実は違いました。
同一原因での退院から180日以内の入院は「継続入院扱い」。
給付は再開されず、
支出だけが増えていきます。
解約されていた「無制限の保険」
母の荷物を整理していたとき、
一通の書類が出てきました。
それは、
私が加入させた保険の解約書類。
解約日は、
2025年1月。
入院の、8か月前でした。
もしこの保険が残っていれば、
入院日額は無制限だったのに──。
支払いができなくなっていたことに、
気づけなかった私の落ち度です。
今回の教訓:親の保険は「今すぐ確認」
今回、強く思ったことがあります。
親の保険内容は、必ず確認しておくべき。
元気なうちは、
なかなか話題にしづらいですが、
何か起きてからでは遅い。![]()
私はファイナンシャルプランナーの資格を持っていますが、
今回のケースは、FPが一人で判断・対応できる領域ではありませんでした。
制度や数字の話ではなく、
高齢・認知症・医療・法律・家族の感情が同時に絡むと、
専門を分けて考えないと、むしろ判断を誤ると痛感しました。
同じ状況で悩んでいる方は、
無料相談だけでも早めに使ってみる価値はあると思います。
※必要な方だけ、参考にしてください。


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